4階・白練 ページ16
ht「んじゃ、お返しに手の甲貸して」
「…どーぞ」
やはり彼も吸うのか。
散々すわれ真っ赤になった手の甲に
再び口付けがされる
ちゅうと吸われる感覚は、心地いいものでは無い
ht「…俺の料理ほどじゃないけど、美味しいよ」
「それはどうも」
彼にはあまリ相性がよくないのか
高揚した頬もみせずに、返してくれた
よしやっと、下にくだれる
ht「A」
ht「君は、だれを《復讐》したいの？」
「へ？」
ht「俺の、餌は復讐だよ。Aは、味が濃かったから誰かに仕返ししたいんでしょ」
ht「誰？」
「居ませんけど」
そんなひといるっけ。精々
御局様くらいだろうか？
いや、でも復讐ほどは…
ht「…」
ht「教えて」
「いっ、」
テーブルは、泡のように一瞬で消え
気づけば彼に押し倒されていた。
思ったよりも近い顔
顔を背けたがったが、金縛りのように
動けない
なんなんだ、いきなり
ht「そいつに俺が復讐してあげるよ」
ht「君が、ここにいてくれるなら」
ht「ね？悪い取引じゃないだろ？」
「…」
「君じゃないです。あと、誰ですかあなた」
ht「…Aね、。俺は、ひとらんらんって言います」
ht「んでも、ひとらんでいいよ」
ht「復讐を食べるバケモノ。」
ht「さ、教えて」
「…いませんよ、そんなひと」
ht「…」
言わないのか、この女
腹が立ってきた
おんなは、俺が力を緩めた瞬間
腕を自由にして、
俺の頭を撫でた。
思わず本音の母音がでてしまった
Aは、わさわさと頭を撫でて
「復讐とか、どーでもいいんで
帰らせてください」
ht「…まじで従わないじゃんこいつ」
「正体表しまたしたね」
彼からなんとか離れて下の階を催促
諦めてくれたのか目的のものが現れた
「ありがとうございます」
ht「…」
ht「毒食べさせてごめん」
ht「俺に復讐していいよ」
「別に。私には無毒ですし」
「美味しかったですから」
ht「…」
それじゃ、と共に消えたA
なんなんだよそれ
…
ht「はぁぁ、狂うわァまじで…」
こんなに心臓がゆらゆらすんのは
久しぶりだ。
───
ht
4階の住人
攻撃
主に、人の復讐を煽らせ
自分に従順にさせ殺す
屈さず、自由なAを気に入り、
復讐以外の生活もよいと思えるようになる
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あちき(プロフ) - シュークリームさん» 貴方のコメントを待ってました((ついにここまで来ました！あと少しですが、頑張ります！ (5月15日 17時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 少し目を離した隙に話が進んでた、！！ついに皆のところに行ったんだ！無感情に近そうな夢主が寂しいって言うの可愛い……！気付かぬうちに堕とされていたなんて、やるなwrwrd……() (5月15日 16時) (レス) @page41 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - シュークリームさん» いつもありがとうございます！ (5月12日 11時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - お話が進めば進むほど皆の狂気さが見れて好き…… (5月10日 21時) (レス) @page36 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 夢主を連れて行くために皆必死なの好きー、！！ (5月8日 17時) (レス) @page34 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年4月16日 16時
