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4階・乾鮭 ページ17

乾鮭

「…」

1面真っピンクの空間
そういや今まで壁という概念に
触れた試しがない。少し、歩いてみてもいいか





「…おかしいな」

いくら歩いても目の前にあるはずの
壁に当たることがない。物理的に
ありえなく無いか?

いや、何も無いところから食べ物をだしたり
攻撃とか言ってるあたりそういう法則も
無法地帯なのだろう

歩き疲れた体を床に付けていると
下駄が後ろから近づいてきた。

振り返れば、着物の模倣した服を着た
男の子。あ、ここの人か

rbr「あんた、恐怖心とかないんやな」
rbr「ズカズカ行くもんやから、追いつくの大変やったんやで」

rbr「はぁぁ…」
rbr「俺はロボロです、ここの住人な」

「Aです、」
「グルッペンさんに会いたいのですが、
階段を案内してくれませんか?」

rbr「生憎、下の階のヤツらがここで待って欲しいって頼まれたから」
rbr「1晩くらい待ってな」

「…何故?帰りたいだけなんですけど」

rbr「色々あるの」

rbr「とりあえず、俺はその辺ウロウロしとるから寝るなら勝手に寝てて。んじゃ」




rbr「はぁぁぁぁ…」

俺、どーてぃロボロ。今めっちゃ
ドキドキしてます。お、女の子と
話したのって何世紀振りや…??
ふ、ふつーに会話出来てたか?
ひ、引かれてへんかなぁ

で、でもAちゃん可愛かったし
俺見てバカにしなかったし、いい匂いしたし
こ、今回は行けるかもしれへん


rbr「…」

Aちゃんは、俺が居なくとも
平気らしくその場を少し歩き回ったあと
地べたで横になった。疲れたんかな




昼も夜もわからないこの空間じゃ
寝るの大変なのに、偉いなぁ

…女の子の寝顔とか見るの…久しぶりかも
しれへん






rbr「ね、ねとる…」

Aちゃんは、胎児の形で
ちゃんと眠っていた。俺がきても
気づかない程の熟睡。寝顔は
幼くて桃のような頬なんか食いたくなった

rbr「…寝とるし、ええか」


Aちゃんの小さな手
女の子に触れるなんて初めてや、
そ、その、まま…口付けをして、

rbr「ッ……」






おいしい



あかん、この味ハマってもうた
しばらく、いや一生この子から
抜け出せへんかも

おいひぃ…



rbr「うま、っ…もっと、…」

いつの間にか歯止めが効かなくなった体は
彼女の手を貪るように食べ始めた。あまりの
美味しさに体が興奮してる


彼女が起きるのに気づかないほどに

4階・乾鮭(夢絵)→←4階・白練



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あちき(プロフ) - シュークリームさん» 貴方のコメントを待ってました((ついにここまで来ました!あと少しですが、頑張ります! (5月15日 17時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 少し目を離した隙に話が進んでた、!!ついに皆のところに行ったんだ!無感情に近そうな夢主が寂しいって言うの可愛い……!気付かぬうちに堕とされていたなんて、やるなwrwrd……() (5月15日 16時) (レス) @page41 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - シュークリームさん» いつもありがとうございます! (5月12日 11時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - お話が進めば進むほど皆の狂気さが見れて好き…… (5月10日 21時) (レス) @page36 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 夢主を連れて行くために皆必死なの好きー、!! (5月8日 17時) (レス) @page34 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2024年4月16日 16時

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