１階・黄蘗 ページ3
sha「ちょいまて！ちゃんと話聞け！」
「え？聞きましたよ」
sha「どこまで？」「下の部屋」
sha「半分も聞いてへんやんけ！」
女はスタスタと歩き出した
道案内ちゃうんぞ？！
ほっそい腕を掴みあげたら
女はビビる…より若干不機嫌な顔で
「……変態」
sha「ちゃうわ…え、なんで攻撃聞かへんの？」
先程から、俺はいくつかの攻撃を
掛けている。その中には強靭の男すら
骨抜きにしてしまう威力のものもあるのに
この女は、まったくきかへん
sha「で、でもこの階から抜け出せへんやろ？」
「案内してくれます？」
sha「えぇ…」
なんやこいつ…
起きたら知らん不気味な部屋
意味わからんことゆってくる人間
そして帰り方も不明
なんでこいつ、それでも
こんな《平常》保ってられるん
あー、人選ミスった
sha「…俺の攻撃効かんやつ初めてや」
「そう」
sha「…名前は？」
「君から言ってくださいよ」
sha「…シャオロン」
「…」
sha「お前は？」
「…A」
sha「…」
A。
女に名前聞くのとか何百年振りやろ
肝が座ってる所か寝てる
でも、恐怖で逃げない人間は
初めてや
あいつらと同じように普通に喋ってくれる
なんなんマジで
sha「お前はこんな所に来そうなやつちゃうんやけどな」
「こんな所って…そういやここどこなんです？」
sha「話すのは難しいから、頭良い奴に聞いてや」
sha「ま、人間を食う奴らの家みたいなもん」
sha「Aは、偶々えらばれたんやで」
sha「…てかお前、なんでここまできて
怖がらんの？」
「…」
sha「…」
Aは、俺の顔を睨みつけ
わざとらしくため息を落とす。
鞄を持ち直して
「お前じゃないんだけど」
「…別に。幻覚かなって思ってました」
sha「…なんか。あれやな。達観し過ぎ」
「…」
sha「気に入ったわ。食わんといてやる」
sha「けど俺以外のあいつらは食うかもしれへんな」
「そう。会社にいけたらそれでもいいです」
sha「…」
響く2人分の足音
壁がない無限の空間に突如壁と
下に続く階段
Aは理解して下に入っていった
sha「そ、そっちいくん」
「帰りたいから」
sha「…そうかよ、」
もう少し話していたかったんやけど…
…しゃーないよな
───
sha
１階の住人
欲望を詰め込んだ獣の姿になる
攻撃
主に人の恐怖を助長させ、
冷静に居られなくなる
何にも効かないAを通して
恐怖以外の繋がりを学ぶ
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あちき(プロフ) - シュークリームさん» 貴方のコメントを待ってました((ついにここまで来ました！あと少しですが、頑張ります！ (5月15日 17時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 少し目を離した隙に話が進んでた、！！ついに皆のところに行ったんだ！無感情に近そうな夢主が寂しいって言うの可愛い……！気付かぬうちに堕とされていたなんて、やるなwrwrd……() (5月15日 16時) (レス) @page41 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - シュークリームさん» いつもありがとうございます！ (5月12日 11時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - お話が進めば進むほど皆の狂気さが見れて好き…… (5月10日 21時) (レス) @page36 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 夢主を連れて行くために皆必死なの好きー、！！ (5月8日 17時) (レス) @page34 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年4月16日 16時
