5階・千歳緑 ページ25
os「めぅ、いらっしゃーい」
「…」
深緑の空間には
真っ白なソファやらガラステーブル
至る所で踊るスイーツに、あまたの本
そして可愛らしい巻き髪
女の子のような目元
も、もしかして
「やっと、女の子、に」
os「♂めぅ！」
「……」
デスヨネ……
オスマン、と教えてくれたこの人は
私に大してお茶会をしようと提案した
下の階のことも、ここのことも教えてあげる
とまんまと引っかかった私は、
ソファに座ってしまい彼と向かい合う
いい匂いがする紅茶
久しぶり、というか初めてな気がする
琥珀色のお湯が戸惑った様子の顔をしていた
os「お菓子もあるからね」
os「さてさて、」
君が攻撃がきかないとこは知ってるめぅ
けど、こんなに優しくしてあげてる男に
惚れない女はおらんやろ？
os「A、紅茶は好き？」
「…あまり、飲まないもので」
os「そうなんやね、忙しそうやもん」
os「見た目的に、会社員やけどどこで働いてるん」
「？…××会社です。保険の会社です」
os「あー、俺、前いったことあるめぅ」
「…ここから？」
os「せやで、ここから現実世界に行き来は簡単やで」
os「Aもすぐ戻れる」
「…」
よかった、会社に戻れるなら
「…」
彼と話しているうちに、彼は
とてつもなく話が上手いことに気づいた
恐らく私みたいに私欲が湧かないほどの
人間じゃないならすぐに虜になる
会社に戻ることしか頭にない私にとっては
彼氏とか、恋人か、友達とか興味ないからな
os「Aは、恋人に何も停めるん」
「…特に、？」
「そういう、オスマンさんこそ何を求めますか？」
os「…俺は、君みたいに優しい子がいいめぅ」
os「彼女とはお茶会して、ゆっくり過ごしたい」
ふふん、所謂匂わせってやつやね！
この美貌とこの語りで堕ちない女なんて
おらへんわ
この女も、すーぐ俺の信者になって…
「…そうですか。見つかるといいですね」
os「…そ、そうめぅね」
あれ、引っかからんかったな
鈍感なんかな？この女
その後どれだけオスマンが
匂わせる発言をしてもAは
華麗にスルーし、紅茶が覚める頃には
オスマンが根負けしていたとか
os「…Aって、彼氏いたことある？」
「内緒です」
os「教えてよ」
「…何故です？」
os「…君が好きだから？」
「…」
「私、そういうのに疎いんですよね」
「だからゾムさんとかに言われても
よく分かんなかったし、」
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あちき(プロフ) - シュークリームさん» 貴方のコメントを待ってました((ついにここまで来ました！あと少しですが、頑張ります！ (5月15日 17時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 少し目を離した隙に話が進んでた、！！ついに皆のところに行ったんだ！無感情に近そうな夢主が寂しいって言うの可愛い……！気付かぬうちに堕とされていたなんて、やるなwrwrd……() (5月15日 16時) (レス) @page41 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - シュークリームさん» いつもありがとうございます！ (5月12日 11時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - お話が進めば進むほど皆の狂気さが見れて好き…… (5月10日 21時) (レス) @page36 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 夢主を連れて行くために皆必死なの好きー、！！ (5月8日 17時) (レス) @page34 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年4月16日 16時
