2階・思色 ページ7
思色の部屋
「ん、……」
「…今何時だ…早く会社行かないと…あぁ、取引先に挨拶して…書類終わらせて…」
やることがいっぱいだ。
早く起きて着替えて出社しなくては
妙に硬くなったマットレスから
起き上がった瞬間、血が頭から落ちていく
先程夢で見てた光景となんら
変わりのない場所にいた。また、
私は夢を見ているのか？
なんでこんなに赤色の部屋にいるんだ
じゃっかん混乱してきた
私を宥めるように、煽るように
後ろから
声がした
「ｯ……」
tn「あ、あんたでもそんな顔ができるんや」
tn「調子はどう？腹減ったんちゃう？」
「…調子は普通です。お腹は…すぐ帰るので」
「…あなたは」
tn「ちゃんと答えれるタイプなんやな」
tn「気に入った」
tn「俺はトントン。2階の住人」
tn「主に怒りを食うバケモン。お前さんをちぎって食うとかはしないから」
tn「代わりに植物状態にはしてまうけど」
「…」
「…あの、ほっぺた叩いてもらっていいですか」
tn「え、は？Mなん」
「いえ、夢かどうか確かめたいので」
tn「…」
Aサンは、目の色を錯覚してしまう
俺の色の部屋で理性を持ったまま
なんならふざけ出した
かったい頬を軽くたたいたら
「いたっ」と反応され
「…夢じゃない」
tn「あー、夢やと思ってたん？」
tn「残念やけど現実やで。目ぇ覚まして」
tn「…今どんな気持ち？」
さ、怒ればええし絶望したらええ
何にしても俺らの餌にしかならへんから
「…とりあえず会社に行きたいので帰らせてください」
tn「…は？」
「あの、グルッペン？って人にあえばいいと」
tn「…」
tn「あのいまの自分の状況をどう思っとるん」
「え」
「…変なコンビニに入ったら、変な空間に
巻き込まれてなんか変人に絡まれてる」
「ですかね。」
tn「適応力高すぎやろ」
人をみすった。
Aはそうですねと淡々と返し
俺を無視して帰り道を探し出す
…
tn「…」
tn「お前、自分の状況に怒ったり怖がらんのか？」
tn「誘拐やで実質」
「…」
「別に。会社に行けさえすれば」
tn「…」
また会社ばかり。
普通は怯えて感情モロだしのはず…
「帰り道教えてくれます？」
tn「…」
tn「飯食ってから、でええなら」
「わかりました」
「待っときます」
tn「…お前も食うんだよ」
「いっ、てて」
tn「…」
なんやこれなんか
母性が擽られるというか
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あちき(プロフ) - シュークリームさん» 貴方のコメントを待ってました((ついにここまで来ました！あと少しですが、頑張ります！ (5月15日 17時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 少し目を離した隙に話が進んでた、！！ついに皆のところに行ったんだ！無感情に近そうな夢主が寂しいって言うの可愛い……！気付かぬうちに堕とされていたなんて、やるなwrwrd……() (5月15日 16時) (レス) @page41 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - シュークリームさん» いつもありがとうございます！ (5月12日 11時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - お話が進めば進むほど皆の狂気さが見れて好き…… (5月10日 21時) (レス) @page36 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 夢主を連れて行くために皆必死なの好きー、！！ (5月8日 17時) (レス) @page34 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年4月16日 16時
