2階・思色 ページ8
tn「はい」
「…」
tn「毒は入ってへんよ」
人間の世界で流行っているチキンだの
なんだのを用意してテーブルに並べる
腹減ってるはずのAは
何も反応しないし…寧ろ嫌がってる？
tn「飯食ったら案内したるから」
「…塩ひとつまみくらいで良かったのですが」
tn「俺らは原始人ちゃうぞ」
無理やり座らせて、目の前に
適当に取り分けたおかずを出す
これで食わないなら無理やり食わせよ
「…いただきます」
「…おいしい」
tn「当たり前やん」
Aは手前の肉を1口咀嚼
誘うような伏し目と微笑みに思わず
心臓が揺れる
tn「…好きなだけ食えよ」
「お金かかるので」
tn「金要らん」
「…」
tn「…」
tn「ほら、こっちも。美味いで」
「大丈夫ですって、もうお腹いっぱいです」
tn「う、そやろ…」
確かに華奢なAやが、こんなに
腹が小さいんか。…絶対長生きできひんやん
tn「…」
tn「…少し歩いたところに階段あるから
そっち行けばええよ」
「ありがとうございます。」
「それでは」
tn「まって、」
「…？」
トントンさんは、私の手の甲を
掴み今にも触れそうな所までもってきた
そういやここの人って
tn「…食ってええ、？」
「あ、どうぞ。お好きに」
ご飯をくれても手の甲にキス
したがる変態集団に違いは無い
彼は何かを味合うように舌を舐めて
至福のひとときを過ごしたらしい
tn「うま…ゾムの言う通りやな」
「…あれ、そういやゾムさんもショッピさんも
いませんね」
tn「2人は、来れへんよ」
tn「2階やから、ここ」
「…そうですか」
tn「ほんまお前さんは、興味無いよな」
tn「こんなに怒ってるのに」
「…何を食べてるんですか？皆さんは」
手の甲でキスして食べるなんて
まず人がすることじゃないと思う
彼はうーん、と頭を捻ったあと
tn「感情が作るエネルギー…やな」
tn「俺の場合やと怒りやから、」
tn「怒りのエネルギーを食ってる
やから食いすぎると感情そのものも
食ってしまって」
tn「廃人になんねん」
「そうですか」
tn「Aにはせんから」
Aは話が終わった、と判断し
また歩き出した
…
もう少しついて行ってもええやろ
tn「A、そっちは罠あるから」
tn「俺暇やし、着いていってあげるわ」
tn「独りやと心細いしな？」
「…別に帰れるなら、どうでもいいんですけど」
tn「まぁまぁ」
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あちき(プロフ) - シュークリームさん» 貴方のコメントを待ってました((ついにここまで来ました！あと少しですが、頑張ります！ (5月15日 17時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 少し目を離した隙に話が進んでた、！！ついに皆のところに行ったんだ！無感情に近そうな夢主が寂しいって言うの可愛い……！気付かぬうちに堕とされていたなんて、やるなwrwrd……() (5月15日 16時) (レス) @page41 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - シュークリームさん» いつもありがとうございます！ (5月12日 11時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - お話が進めば進むほど皆の狂気さが見れて好き…… (5月10日 21時) (レス) @page36 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 夢主を連れて行くために皆必死なの好きー、！！ (5月8日 17時) (レス) @page34 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2024年4月16日 16時
