6 ページ6
不意に、背中が温かくなった。
やさしく、ぽんって背中を叩かれた。
元気づけるみたいに、そっと何かを促すみたいに。
あぁ、せんせーの手のひら、すき。
でも、
それが答えだった。
その温もりが1番冷たくて酷いものだって、猿山はわかっているのかな。
ぐっと俯いて、
振り返って、笑顔を作った。
『………うん、そっか。
……わかった。ありがとね!』
「あ……」
空中で迷子になってる、先生の手。
正直心はまだ泣いていたけど、それでも、私はもう子供じゃない。
『ほんとにありがとう、猿山先生。無理なことさせちゃって、ごめん。
……また明日ね!』
「っおい!!」
その制止は,開けたドアの音に紛れちゃって聞こえなかったふりをした。
67人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
774号(現在稼働中)(プロフ) - 〜さん» わ、ありがとうございます〜!今後色々加筆修正するかもです! (3月30日 6時) (レス) id: d970fcc3ac (このIDを非表示/違反報告)
〜 - 完結おめでとうございます!!こんな神作を執筆中に見れたという事を誇りに思います!! (3月29日 21時) (レス) @page8 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
774号(現在稼働中)(プロフ) - 〜さん» ありがとうございます!続きをもう少々お待ち下さい! (3月26日 17時) (レス) id: d970fcc3ac (このIDを非表示/違反報告)
〜 - 好きです!!!もう最高です!!!! (3月26日 13時) (レス) id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
774号(現在稼働中)(プロフ) - しぃさん» ご注意本当にありがとうございます、なぜか外れません、、、現在運営様に報告しております。 (3月25日 22時) (レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:774号(現在稼働中) | 作者ホームページ:続きます
作成日時:2024年3月25日 19時