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「フューラー様よ！」
「凛々しいお姿…」
「グルッペン様ー！こっち向いてー！」
体育館の女子中から黄色い完成が湧き上がる。そのあまりの騒々しさに、思わず顔を顰めてしまった。
緞帳の影から出てきたグルッペンは演台に立つ。女子の歓声が一段大きくなった気がした。
gr「…静粛に！」
グルッペンの放った低い第一声は広い空間に重く響いた。それを皮切りとし、体育館の声はピタリと止んだ。
…それはグルッペンが喋ったからではない。
彼の一声に込められた圧のせいだ。
gr「先程紹介を頂いたグルッペン・フューラーだ。諸君、まずはここまでの道のりご苦労だった。このオリヴィシャルに入学するためにあたり、諸君らは大きな努力をしてきただろう」
まぁ、例外もいるけど。と思いつつ、耳に直接響くような低い声を傾聴する。
やはり生徒会長…いやフューラー家の血族というべきだろうか、一つ一つの言葉に重みがある。
gr「さて、私は長々とした話が嫌いだ。なので簡潔に言いたいことをまとめさせて貰う。
諸君ら新入生の中は、貴族など富んだ家系が多いだろう。なんなら外国人も少なくないだろうな。
しかし我々生徒会並びにオリヴィシャル学園の職員は諸君らの御託など知らん、平等に接していく。
平民の出?使用人?非国民?関係ねぇんだよ!!」
……かっこいいな。
何年もゲームをやっていないけど、このセリフを忘れる訳がない。平民の出のヒロインからすれば、とても心に響くんだろうな。
gr「我々は努力してここまで来た諸君らをオリヴィシャル魔法学園の生徒として認識する。それ以上も以下もない。私はこれが宣言したかったんだ。
改めて、入学おめでとう！高校生活を楽しんで暮らしたくれたまえ！」
以上だ、とグルッペンが礼をして緞帳の奥に消え去る。
平等に接する、ねえ…。
口先だけではなかろうか、と思ってしまう。何故なら私という存在がいるから。
まあでも、推薦貰うくらいには努力していた、てことなのか…？グルッペンが私を入学させたかったようにしか思えないが。
まぁ、そういうことにしよう。
28「…では、閉式の言葉です。これをもちまして、オリヴィシャル魔法学園、入学式を閉式いたします」
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ころころ - この作品好きですこれからも更新頑張ってください後私の作った小説見ていただけると嬉しいです (4月29日 15時) (
レス) @page18 id: fffe1ff48f (このIDを非表示/違反報告)
badendingが好きすぎる人(プロフ) - あんみつさん» コメントありがとうございます！！応援しています！ (3月31日 20時) (レス) id: 1e7b79b4ed (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ - badendingが好きすぎる人さん» 遅くなって申し訳ないです！更新頻度は遅いですが頑張りますので末長く応援してくださると嬉しいです〜！ (3月30日 14時) (レス) id: 74b138b1d8 (このIDを非表示/違反報告)
badendingが好きすぎる人(プロフ) - 更新されてる?!あざます！！！ (3月29日 17時) (レス) @page18 id: 1e7b79b4ed (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ - badendingが好きすぎる人さん» ありがとうございます〜！これからも頑張ります！ (1月28日 19時) (レス) @page16 id: 74b138b1d8 (このIDを非表示/違反報告)
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