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rn「えっと…あの時は私迷子になってて、それで……」
目を合わさずに髪を弄りながらもじもじと小声で謝罪する彼女。流石ヒロインといったところか、可愛らしい声をしている。
『……はぁ』
rn「ヒッ！ごめんなさい、ごめんなさい…！」
何故かため息を吐くだけで怖がられている。……やはり、悪役令嬢の噂のせいで悪いイメージしか付いていないのだろうか？
「ねぇ、あれ見て…」
「ディリーフ家の方よ…噂通りね……」
「先生に連絡するべきよね…？」
何もしていないんだけど。ため息吐いただけだけど。
人前でこれを見せてしまうとなぁ…。まあ、少しでもイメージを和らげるために優しく許すようにでもするか。
私何もしてないけど。
『そんなに謝らなくても＿＿＿』
「ラニ!!」
謝ろうとした声は私よりも大きな声で遮られた。
廊下から走ってこちらに来たのは…あれ？
「どうしたの、何があったの！？」
rn「え、れ、"レウ"君…？」
肩まである燃えているような赤い髪が特徴的なお言葉男性がラニに駆け寄る。
……攻略対象でも既知関係でもない、誰だ？
ru「驚いたよ！？グループに移動しようとここまで来たらラニがこんな状態なんだし！
教えて、何があったの！？」
rn「あ、いや、私が悪くて……」
ru「そんな、ラニが悪いことする訳ないだろ！？謝らなくていいんだって…！」
rn「そ、そう…なのかな…？」
ハイ出た押しに弱いタイプのヒロインー！！そういうとこ好きだけど今となっちゃ話が違う！悪いどうこうじゃない話なんだよ！
ru「…ラニが何をしたっていうんですか」
『誤解よ。私は何もしていないわ』
ru「嘘つき。じゃあなんでラニが頭下げて謝ってたんだよ」
完全な敵意を感じる。…その時。
「コラー！入学早々問題起こすんじゃない！」
叱る声が聞こえ、先生が呼ばれたかと思う。もしかして……。
ru「うわ、ケイア先生……」
na「なーにがうわ、だ！"特待生"ならちゃんと他の一年生の見本になりなさい！」
ナカムエイド・ケイア。通称Nakamu先生。使い魔専門の先生であり、使い魔関連の授業は大体この先生が受け持つ非攻略対象キャラ。
そして、隠しエンドで攻略することのできる1人。非公式非攻略対象キャラ人気投票でも2位の座を有している。
na「もうすぐ最初の授業です！全員クラスの指定の席に着きなさい！」
ru「…ラニ、何があったら言うんだよ？」
rn「あっ…うん！」
一先ず一件落着…と言う訳じゃないけど。
悪役令嬢は難しいな。
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ころころ - この作品好きですこれからも更新頑張ってください後私の作った小説見ていただけると嬉しいです (4月29日 15時) (
レス) @page18 id: fffe1ff48f (このIDを非表示/違反報告)
badendingが好きすぎる人(プロフ) - あんみつさん» コメントありがとうございます！！応援しています！ (3月31日 20時) (レス) id: 1e7b79b4ed (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ - badendingが好きすぎる人さん» 遅くなって申し訳ないです！更新頻度は遅いですが頑張りますので末長く応援してくださると嬉しいです〜！ (3月30日 14時) (レス) id: 74b138b1d8 (このIDを非表示/違反報告)
badendingが好きすぎる人(プロフ) - 更新されてる?!あざます！！！ (3月29日 17時) (レス) @page18 id: 1e7b79b4ed (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ - badendingが好きすぎる人さん» ありがとうございます〜！これからも頑張ります！ (1月28日 19時) (レス) @page16 id: 74b138b1d8 (このIDを非表示/違反報告)
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