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教室の指定席に着席する。
まあ、当然の如く周りからの注目は高い。入学早々事件を起こしたんだから、そりゃそうだろう。
「はいちゃくせ〜き！！…ってもう着席してるな。まぁそっか、そうだよな」
手を鳴らしながら教室へ入ってきたのは、随分と背の低い先生だった。
ツンとした深緑がかった黒髪に、緑色の吊り目。
非攻略対象キャラの体育担当教師、"シャークン・レイド"だ。
思った通りの低音ボイス。まさか彼が担任になってくれるとは……。確かゲームでの担任は別の先生な筈だが…そこも変わってしまうのか。
shk「えー、君たちの担任になりました、体育教師のシャークン・レイドっていいます。名前、覚えてくれたら嬉しいかな。宜しく」
シャークンと私との目が偶然合う。なんだろう、なぜか同情している顔をしている気がする…。
shk「……はい。てことで今から教材配ってくから、手伝ってくれる人いるか？」
「レイド先生、手伝いますよ」
shk「おっ、ありがたいな。じゃあ、この分頼むな」
不意打ちの暴力スマイルに周りから小さく黄色い声が上がる。本人は気づいていない様だけど。
「せ、先生！私も手伝います！」
「わ、私も！」
shk「なんだなんだ、手伝ってくれんのか？よし、じゃあこの教科書を頼むな」
やはりイケメンは違うな、と改めて感じる。顔面偏差値が高ければモテるなんて当たり前。
そして性格も良ければ尚更モテる。乙女ゲーに性格が完全に悪役なイケメンなど存在しないから、女性は乙女ゲーが好きなのだ。
***
shk「じゃあ、今から学級委員を決めようと思うけど、なりたい奴いるかー？」
「はい！はいはいはいはいはい！！オレ！オレなりたい！！」
机から立ち上がり元気良く右手を挙げたのは緑色の髪をした男。いるよね、こういう男子。
「もぉー、あのぐちさんがグループ纏めるとか出来る訳無いでしょ」
煽り気味に笑ったのは金髪の目立つ…女子…？いや、声帯は完全に男だ。
「んだと"たらこ"！！」
shk「はいストップストップ！じゃあ"グチツボ"君はなしとして…」
gt「ちょ、先生！？」
まるで漫才だ。思わず口角が上がり、先生とグチツボと呼ばれた生徒の会話にクラスの雰囲気が和む。
結局別の立候補した男子が委員長、そして副委員長は……ラニ。
shk「んじゃ…次は委員会と係決めだな」
……さて、遂に来たぞ。
始まるのだ、委員会争奪戦が。
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ころころ - この作品好きですこれからも更新頑張ってください後私の作った小説見ていただけると嬉しいです (4月29日 15時) (
レス) @page18 id: fffe1ff48f (このIDを非表示/違反報告)
badendingが好きすぎる人(プロフ) - あんみつさん» コメントありがとうございます！！応援しています！ (3月31日 20時) (レス) id: 1e7b79b4ed (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ - badendingが好きすぎる人さん» 遅くなって申し訳ないです！更新頻度は遅いですが頑張りますので末長く応援してくださると嬉しいです〜！ (3月30日 14時) (レス) id: 74b138b1d8 (このIDを非表示/違反報告)
badendingが好きすぎる人(プロフ) - 更新されてる?!あざます！！！ (3月29日 17時) (レス) @page18 id: 1e7b79b4ed (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ - badendingが好きすぎる人さん» ありがとうございます〜！これからも頑張ります！ (1月28日 19時) (レス) @page16 id: 74b138b1d8 (このIDを非表示/違反報告)
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