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「私が作ったご飯を、あんなに綺麗に食べてくれる。ゾムさんが人間を嫌いでも、私は…そんなゾムさんが好きだよ」
「……でも！！俺は…！！」
ドンっとAを押し、地面に倒した。
そのまま上を向いたAに覆い被さるよう、ゾムは手首を掴んで押さえつける。
「お前ノこと…！傷付けようとしタ…！眠るお前に…酷こと…しようとした…！俺は……もうっ…神様なんかジャ……」
「神様だよ」
空に浮かぶ星空を写した瞳は、真っ直ぐゾムを見つめる。
「私にとって貴方は…貴方達は…私を、みんなを！護ってくれる神様なんだよ！」
Aの浅緑色のガラス玉が光出す。
ゾムは大きく目を見開き、胸を押さえて苦しみ始めた。
「……グッ…ァア…！」
「…っ！ごめんねゾムさん…苦しいよね…！でも、私が…それを預かるから…！」
これまでの覚醒とは別の何かが起こっていると、完全覚醒の４人は直感的に思った。
力を与えているというより、力を奪っているように見える。
立ち上がったAは重しが乗っているかのように重くなった手をゾムの方に伸ばす。
手のひらには煙のような黒い何かが集まっており、Aは顔を歪めながらもそれを見つめていた。
「……っ私が、みんなの代わりに祈るよ……ゾムさん…」
Aがその煙を握り潰すように閉じると、禍々しいその黒は姿を無くした。
同時にゾムはその場に倒れ、Aもフラフラと倒れそうになるところを駆け出したショッピによって支えられた。
「あぁ…ショッピくんか…ありがとう…」
「Aさん…顔色が悪いです…！大丈夫ですか？」
心底心配そうにするショッピの身体にAは体重を預け弱々しく笑って見せる。
「え…？大丈夫だよ…だって…これは…グルッペンさんからもらった力を自分で………」
そこで、Aはそのまま気絶した。
「Aさん！」
真っ青になったAにショッピは取り乱す。
呼吸が浅く、心臓の動きもゆっくりだった。
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味鈴(プロフ) - あいすみるくてぃーさん» ありがとうございます！好きに刺さったなら幸いです！気長にやっていきますのでよろしくお願い致します！ (6月5日 7時) (
レス) id: 0263eefc6e (このIDを非表示/違反報告)
あいすみるくてぃー - 初コメ失礼します！めちゃめちゃ好きです！続き楽しみです♪ (6月4日 0時) (レス) @page10 id: 371807440b (このIDを非表示/違反報告)
味鈴(プロフ) - 檸檬さん» わー！コメありがとうございます！気長にやっていきます！嬉しいです！ (6月3日 21時) (レス) id: 0263eefc6e (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (6月3日 20時) (レス) @page4 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：味鈴
| 作成日時：2023年6月2日 21時
