01:ようこそ。異世界生活へ！ ページ1
ようこそ。異世界生活へ！
薄ら汚れ、所々つぎはぎで縫われた垂れ幕には下手くそな文字でそう書かれてあった。貧乏らしい布には似つかない真っ白な空間で、私ことAAは呆然と立ち尽くしている。脳みそがここはどこなのか、と分析するために数分前の出来事を思い出す。ぽわわん、と漫画の回想シーンのように簡単に出来事を思い出すことができた。
───そう。私は確か、パワハラセクハラ常習犯の部長に掴みかかり馬乗りになっていたはず。
「…やばいな」
自分よりも一回り…いや、二回り近く歳の離れた男の胸ぐらを掴み、その身体の上に乗った女。社会的死である。怒り狂った原因はすべてあの部長のせいではあるが冷静に考えると本当にやばい。
「…まさか、クビとか…？いや、そんなまさかね…。でも野次馬たくさん居たし……。うーん…でもみんな部長の悪口言ってたからスカッとしたよね…？そうだよね。そうそう、うん。きっと、そう。」
自己暗示をしつつ、頭を唸らせていると…背後からポンっと肩を叩かれる。まさか、辞表を渡されるのか？！とここがどこであるかも忘れて勢いよく振り返る。
「そろそろ回想は終わった〜？」
ゆるーい口調で話しかけてきたのは、ギリシャ神話の神のように片袖しかない布(あれって名前なんて言うのだろうか)を着た水色頭の男であった。顔には図々しくも「神」と書かれた面布をつけている。
「…すごく、痛い人だ…」
「その可哀想な神を見る目は辞めてくれる？」
自称神の数秒の間もないツッコミに少しずつ意識がクリアになっていく。「あ…」とか「え…」とか単語にならぬ声をいくつか落として、一番聞きたいことを聞いてみた。
「えーっと、…日本語通じますか？」
「この場において気になっちゃうことそれなんだぁ？てか、今の言葉通じてなかったの？」
「いえ、分かりますけど。一応確認と言うか…なんと言うか…」
「神と人との間に通じない言語なんてないんよぉ。それじゃあ、やっと現実に戻ったキミに向けて自己紹介をするね。俺は、しんぺい神。神ランクLv.1の
「…は、はぁ…。しんしん…？、ですか」
「そうそう〜前世で徳を積んだから神になれたんよぉ。」
「それはおめでとうございます。」
「ありがと〜」
「では、私はこれで」
「待て待て。」
これ以上聞くと頭が痛くなりそうで、一歩下がりため息を吐く。自慢ではないが私のこういう予感は当たるのだ。
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#みなせ(プロフ) - はァｯバチくそに大好きな作品を見つけてしまった…!!!いや、見つける運命だったのかもしれない!!!!!!!rbrと夢主ちゃんが最初に仲間になるの…神では???続き楽しみに待ってます!!!!!!!体調にお気をつけください〜! (4月30日 17時) (
レス) @page35 id: af4a079e32 (このIDを非表示/違反報告)
鳩山(プロフ) - おもちさん» コメントありがとうございます…！最新話までお読みいただき感謝しかありません。おもち様もご自愛くださいませ！今後ともよろしくお願いします。 (8月2日 13時) (レス) id: 34023827fc (このIDを非表示/違反報告)
鳩山(プロフ) - 紅さん» コメントありがとうございます…！面白いと言っていただきすごく安心しました！ゆっくり更新ではありますが今後ともよろしくお願いします。 (8月2日 13時) (レス) id: 34023827fc (このIDを非表示/違反報告)
おもち - 次の展開が楽しみすぎる！無理せず頑張ってください！ (7月25日 22時) (レス) id: 5f4d3dd2ed (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (7月24日 17時) (レス) @page29 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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