05:ゲームか何かの話ですかそれ ページ5
「まあまあ。もう俺たちは運命共同体なんやよ〜。俺の神様レベルが上がれば、Aにだって悪いことはない。それに俺は女の子には興味ないから手出しもせえへんから安心してなぁ」
「さっきキスしたくせに…」
「あれは契約で必要やったんやもん。ホントならピチピチの若いお兄ちゃんが良かったわ」
「悪かったですね、女で！」
反射的に出た言葉にしんぺい神は満足気に笑った。
「お〜。やっと元気でた？ そろそろ俺もこの世界にキミを置いておくのも限界なんよねぇ。早いとこ話を済ませよか」
「…はぁ。もう元の生活に戻るのは諦めるとして…私はこれからどうすればいいんですか？」
「キミのそういうとこ大好きやで。」
「そういうのいいんで。早く説明してください。」
「つれへんなぁ。……キミには異世界に行ってもらう。キミの知る"地球"とは全く異なる世界に。」
「それであの垂れ幕と繋がるんだ…」
「異世界には魔王がいてなぁ…。多くの勇者が魔王に殺されているんだぁ。だからしんぺい教一号信者のキミに、世界を救う勇者になってほしい。」
「ゲームか何かの話ですかそれ」
「現実だよ。キミのいる世界じゃ基本的に宗派は決まっているからさぁ…新しい神は受け入れられにくいんだ。だからまだ未発達の世界で唯一神になることが俺の望み。」
またそれは大きなことを…。
そう、私は口に出したつもりであった。しかしその声は口から発せられない。急に抱いた違和感にハッと身体を見てみると私の身体は薄っすらと白く輝いていた。
「そろそろ時間みたいだ〜。さすがに見知らぬ土地、見知らぬ世界で戦いも知らないキミが生き残れるわけがないから、俺からスキルを贈っておくね。」
神は近づき、私の額に触れる。眩い光に目を細めると、微笑む彼が遠のいていくのが分かった。
まだ聞きたいことはたくさんある。それなのに、しんぺい神はこれが最後と言わんばかりに目を細めた。
「AA。…俺の選んだ、俺だけの子。」
───キミの行く未来が素晴らしいものでありますように。
彼の目が瞬いた、と思った瞬間に私の視界は白く染まる。足が、手が、全身が、重力を感じて落ちていく。
こうして私こと、AAの異世界生活は幕を開けた。
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#みなせ(プロフ) - はァｯバチくそに大好きな作品を見つけてしまった…!!!いや、見つける運命だったのかもしれない!!!!!!!rbrと夢主ちゃんが最初に仲間になるの…神では???続き楽しみに待ってます!!!!!!!体調にお気をつけください〜! (4月30日 17時) (
レス) @page35 id: af4a079e32 (このIDを非表示/違反報告)
鳩山(プロフ) - おもちさん» コメントありがとうございます…！最新話までお読みいただき感謝しかありません。おもち様もご自愛くださいませ！今後ともよろしくお願いします。 (8月2日 13時) (レス) id: 34023827fc (このIDを非表示/違反報告)
鳩山(プロフ) - 紅さん» コメントありがとうございます…！面白いと言っていただきすごく安心しました！ゆっくり更新ではありますが今後ともよろしくお願いします。 (8月2日 13時) (レス) id: 34023827fc (このIDを非表示/違反報告)
おもち - 次の展開が楽しみすぎる！無理せず頑張ってください！ (7月25日 22時) (レス) id: 5f4d3dd2ed (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (7月24日 17時) (レス) @page29 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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