zm−出掛ける予定がなかったのは秘密 ページ7
「ん、今日新しい香水なん」
「お、気付いた？昨日たまたま見かけてさ、気に入って買うてきたんよ」
服装を整えメイクもバッチリ、自分から香る新しい香水を楽しみながら座ってスマホをいじっていると後ろから抱きしめられた。
首元に顔を埋めた彼は私が香水を新調したことに気づいたらしい。
「やっぱり夏はシトラスに惹かれちゃうよね〜」
「ふぅん……。なぁそれ、俺にもつけてくれん？」
「え、これめちゃくちゃレディースやで、いいん？」
「お前がええんやったらちょーだい」
びっくりした、スリスリと匂いを自分に移すように擦り付くことはあってもつけてくれと言われたのは初めてだった。
「はい、手首出して」
「ん」
素直に手首を差出してくるのが少しかわいくて笑ってしまう。ゾムはそれに少し眉を寄せてはいるものの、私が香水を吹くのを待っている。
「ふふ、そのまま手首を首元にとんとんってして」
「……こう？」
「そうそう」
ん、お揃いの匂いやね、と言えばまた後ろから抱きしめられる。
「どうしたん？今日は甘えたなん？」
「なぁ、今日家おってよ」
グリグリとうなじに首を頭を擦り付けて少し寂しげにそんなことを言うゾム。
こういうところが本当に可愛くて堪らないんだ。
「しょうがないなぁ、今日は家で過ごそっか」
「ん」
振り返ってキスをした。
tn−君の掌の温もりにおはようを→←rbr−心を開くお手伝い
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爛々炯々(プロフ) - コメントありがとうございます！ciさんは待つ側が似合うなぁと思って書きましたので、かわいいと思っていただけて嬉しいです (5月3日 18時) (
レス) id: 941ba7a10b (このIDを非表示/違反報告)
犯罪者予備軍(プロフ) - なるほど弱々チノくんクソ可愛いくて好きです (5月3日 9時) (レス) @page34 id: 121e844a58 (このIDを非表示/違反報告)
爛々炯々(プロフ) - 闇の塩分さん» コメントありがとうございます！口調や彼ららしさを表現するのにはかなり苦戦していますのでそういっていただけて嬉しい限りです！かなりのんびりの更新になってしまいますが、ぼちぼち更新していきます！ (2022年8月25日 0時) (レス) id: d8421960c5 (このIDを非表示/違反報告)
闇の塩分(プロフ) - 初コメ失礼します！女の子が毎回可愛く書いてあって好きです！wrwrdの皆さんの口調というか、性格も掴んでて……私的にはtnさんのお話が好きです！これからも自分のペースで更新頑張ってください！(￣ー￣)ｂｸﾞｯ! (2022年8月24日 15時) (レス) @page9 id: f6e8056ac4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爛々炯々 | 作成日時：2021年8月27日 0時
