演技 ページ13
air「あら？“一般兵”じゃないの！」
「おはようございます。アイリ様」
食堂からぞろぞろと幹部達が出てくるのに鉢合わせしてしまった
私は幹部では無くなったので朝食には行かなくていい
air「兵士は掃除でもしてなさいよ」
そう言って壁に立てかけてあったホウキを私に投げつけてくる
掃除て…メイドの仕事やろ
まあ逆らえるわけもないので素直にホウキを受け取った
air「あ！シャオロン君！」
「…おはようございます。シャオロン様」
sha「あ？なんや話しかけんなや」
中々演技上手いね？
シャオロンはゴミを見るような目で私を見下ろしてくる
air「シャオロン君Aちゃんが可哀想だよ〜」
ぴえん、なんて効果音が付きそうな顔でシャオロンの腕に抱きつくアイリ
すっごい吐き気
よく見ればシャオロンの表情も死んでいる
air「じゃ、掃除よろしくね！行こうシャオロン君！」
sha「おん」
私の横を通り過ぎる際、アイリが呟いた
air「ざまぁ」
ミシ、という音が聞こえて下を見ると、今にもホウキが折れそうなほど握りしめていた
「落ち着け」
暫く廊下を掃除していると、突然後ろから気配がしてしゃがみ込む
間一髪、私の頭があった場所にゾムの足が
zm「ふぅん、実力はまだあんねや」
「なんですか？ゾム様」
多分これ私じゃなかったら頭吹っ飛んでたよ
現に私の切れた髪が、はらはらと落ちていっている
zm「なんでお前幹部やめたん」
「総統様の決定事項なので」
zm「今までのお前やったら何か言い返しとるはずやん」
何が言いたい
zm「お前、アイリが来てからおかしくなったよな」
心臓が跳ねる
「いいえ」
zm「なんかアイリに言われたんちゃうん？」
そうだ、ゾムも結構鋭いんだった
「…違います」
その瞬間、脇腹に蹴りを入れられその場に倒れる
zm「ほら、動揺しとる」
「っ、なんなんですかさっきから！」
痛みはすぐに引かず、脇腹を抑える
冷や汗がたらりと背中を伝った
確かにさっきの蹴りは、私なら余裕で避けれたはず
zm「お前、なんか隠しとるやろ」
「そっちこそ、今まで知ろうともしなかった癖に」
zm「なんやねんお前」
もう一度蹴られる
しかし今回は腕で防ぐことが出来た
何度も何度も蹴られる
なんの時間やねんこれ
暫くして腕も痺れてきた頃、甘いバニラの香りがした
syp「何してるんすか」
「ぁ、」
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九尾 - 初めてみましたがrpさんが出てきて驚きました！！クオリティがとっても高くて好きです！更新少しずつでいいので頑張ってください！！ (4月15日 17時) (
レス) @page4 id: ca525783bb (このIDを非表示/違反報告)
葵斗(別アカ) - rp君新メンバーとして出てきて少ししか経っていないのに人格掴んでるの好きですわ。応援しています、執筆頑張って下さい！ (4月15日 6時) (レス) @page7 id: 8875507bce (このIDを非表示/違反報告)
紅華鬼(プロフ) - 新人のrpくん居るのありがたい！この作品好きです！更新頑張ってください！これからも応援してます！ (4月14日 22時) (レス) @page7 id: df438181e0 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - えぇなんかこの時点で好き……！！更新頑張ってください！応援してます！ (4月14日 19時) (レス) @page5 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：病みﾁｬﾝ | 作成日時：2024年4月13日 15時
