報告 ページ8
gr「どうして呼ばれたか分かってるな？」
「はい」
現在の時刻午後8時前
私は幹部たちに囲まれるようにして座っている
両脇にはレパロウと、アイリの口を塞いだ兵士が立っている
gr「アイリの話によれば、お前らがアイリを一方的に攻め、挙句の果てに暴力まで振るったと聞いたが。間違いないな？」
「はい。ですが1部修正があります」
レパロウと兵士が口を開く前に素早く答える
「手を出させたのは私で、そういう教育をしてきたのも私なので全責任は私です。日頃の恨みでした」
深々と頭を下げる
「ですから、処罰は私だけにしてください」
チラリとアイリを盗み見ると、彼女は一瞬驚いてそれからニヤリと笑った
air「ねぇグルッペン、やっぱAちゃんは幹部に相応しくないと思うの」
rp「何が言いたい」
彼らにバレないようレパロウの脇腹を小突く
gr「本当に、何一つ偽りは無いんだな？」
真っ直ぐ、グルッペン独特の視線が私を捉える
洞察力の高いオスマンや、彼にはすべて見透かされているんだろうか
まあいい、それで私の大切な部下達が守れるのなら
いくらでも悪役を演じて見せよう
「無いです」
kn「さっさと辞めさせようや、こんな奴。見損なったわ」
コネシマはそう言って面白くなさそうに部屋を出ていった
gr「では、これを以てAを幹部の座から剥奪させる。そして、それと同時にレパロウをAの場所に入れよう」
rp「…は、」
グルッペン以外の全員が困惑する
tn「何勝手に言うてんの…」
何か、彼なりに何か考えている気がする
gr「これは決定事項だ。解散」
ざわつきながらもそれぞれ部屋を出ていく
残ったのは兵士とレパロウ、私
「良かった、私の所にレパ君…いやレパロウ様かな。とにかく君が入ってくれて。安心したよ」
他の、例えばアイリが代わりだとか言うものならぶん殴ってたかもしれない
流石に冗談だけど
兵士「Aさん…どうして」
兵士が泣きそうな、悔しそうな表情で唇を噛む
rp「…とりあえず今は俺が入りますけど、班長は変わらずAさんですから」
「ん、ありがとう。ていうか立場逆になったんだし、呼び捨てで良いんだよ」
これじゃあどっちが上か示しも付かない
レパロウは少し考えた後へにゃりと笑った
rp「じゃあAちゃんって呼ぶから、Aちゃんも俺達に今まで通り接してや」
「分かった」
とりあえず今日は部屋に戻ろうという事で、2人とは別れた
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九尾 - 初めてみましたがrpさんが出てきて驚きました！！クオリティがとっても高くて好きです！更新少しずつでいいので頑張ってください！！ (4月15日 17時) (
レス) @page4 id: ca525783bb (このIDを非表示/違反報告)
葵斗(別アカ) - rp君新メンバーとして出てきて少ししか経っていないのに人格掴んでるの好きですわ。応援しています、執筆頑張って下さい！ (4月15日 6時) (レス) @page7 id: 8875507bce (このIDを非表示/違反報告)
紅華鬼(プロフ) - 新人のrpくん居るのありがたい！この作品好きです！更新頑張ってください！これからも応援してます！ (4月14日 22時) (レス) @page7 id: df438181e0 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - えぇなんかこの時点で好き……！！更新頑張ってください！応援してます！ (4月14日 19時) (レス) @page5 id: 2e381487f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：病みﾁｬﾝ | 作成日時：2024年4月13日 15時
