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前世、ここでは二度目*としよう。
今でこそ全て(とは限らないが)思い出せてはいるが、この時の私は御察しの通り何も覚えちゃいなかった。
当たり前と言っちゃ当たり前なんやけどね。抑前世なんて覚えている方が可笑しいんやし、前前世なんて以ての外。
……これで この記憶が全部妄想でした〜とかやったらめっちゃ恥ずくない？？？え、大丈夫やんな？(懐疑) 大丈夫か。(安堵)
二度目*の私は とあるスラム街で生まれた。
両親は元々平民の出だったらしい。
国の貴族に騙され、落とされてしまったのだと本人達は言っていたが真偽は不明だ。幹部になってから幾らでも確かめようはあった筈だが、全くもって興味が無かった。冷たい娘だ とは思う。ま、両親に対する情というか、感情が死んどったんやろ知らんけど。
多分まだ10にもなっていなかったある日、貴族達が自分の欲に従って
一週間飲まず食わず、地面に這いつくばる姿がデフォルトだったあの時、胃に入れたのは何だったか…思い出したくもない。
一つ言えるとすれば、二度目*の私の生命力はG並みだった。
うわちょっ、言うんやなかった待って脳内にリアルGがｧグッッ[暫くお待ち下さい]
❀
貴族は偶に護衛付きでスラム街へおりて来た。
勿論慈善活動なんてそういうものじゃない。そんな綺麗事を進んでやるような人だったらあんなことにはならなかっただろう。
彼らが態々スラム街に来てやる事はただ一つ。
汚れ、呑まれたスラムの住民達を見て自分の地位と玲瓏の差にドヤ顔するだけの気色悪い自慰行為だった。
自慰行為なら自室でやれ と言いたいところだが、そんな間抜けな彼らのお陰で生き延びれたのだから文句は言うまい。
どういうことかって？
私はそんな間抜け共を殺して金品や食料を奪いとって、自分の命を繋いだのだ。
あの時のことは忘れられない。
手から全身に伝わる人肉を斬り裂く感触
斬った首から 出力を間違えたシャワー のように吹き出す血液
何処からか小さく聞こえた悲鳴
傷口から漂う濃ゆい鉄の匂い
それよりも恐ろしかったのは、それらに何の感情も抱けなかった自分だった。
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怜巫(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます。イマジナリーッペンは自分でもお気に入りの造語です(笑)。ご期待に添えられるようなお話かは分かりませんが、気長にお待ち頂ければ幸いです… (11月20日 15時) (
レス) id: 42dc5a7528 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 今では珍しいパンゾンビ、P.6で出てきて懐かしすぎて久々に見に行ってしまいましたwイマジナリーッペンの語呂の良さ、微笑んでしまうようなやり取りetc…明日が一応更新日ということで、気長に楽しみに待っています！！ (11月18日 20時) (レス) @page33 id: dba6e6f19e (このIDを非表示/違反報告)
怜巫(プロフ) - ワカメさん» お褒めいただきありがとうございます！遅筆ですが頑張って続きを作成中ですのでこれからも本作品を何卒宜しくお願いします！ (10月3日 20時) (レス) id: 138669c149 (このIDを非表示/違反報告)
ワカメ - ものすごく面白いです！続き楽しみにしてます！ (10月3日 18時) (レス) @page22 id: 103dc78d5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜巫 | 作成日時：2023年8月17日 5時
