羊が３９匹 ページ39
「あれ、麻野さん生徒会室行かないん？」
そう言うシャオロンさんもシャオロンさんで思いっきり靴を持って今にも帰りそうな雰囲気だ。
「あら？シャオロンさんに言われたくないわね。
それ、今から帰るんでしょう？何か用事でもお有りで？」
シャオロンさんが持っている靴を指さしてそう言うと、気まずそうに視線を外した。
「あ、あぁ〜……い、今から用事が〜……っても意味ないか。
……こうなったらもうええわ！！A、アンタも道連れや！！」
いきなり何を言い出したのかと思えば、私の手を掴んで外に連れて行かれた。
いや、まぁ私はもうお試し期間終わったし怒られはしないだろう。
が、シャオロンさんはどう考えてもトントンさんに怒られるだろう。
……まぁ、いいか。
ノコノコと着いていくと、着いたのは隣駅のショッピングモールだった。
「着いたー！！ここ来たらまずはゲーセンよな！！」
そう言ってまた私の手を引っ張っていく。
ゲーセン……そういえばゾムと行った以降一回も行ってないな……。
いやでも私に散々言った場所に私を連れて行くか？
「あ！A、今変なこと考えたやろ！！」
「……失礼ね、考えてないわ」
「なんやねん！！今の間！！」
ゲーセンに着いて何台か挑戦してみるけれどなかなか取れない。
まぁ、前回の量を思い出すと、あれがいかに凄かったかが分かる。
つまり、ゾムが異次元だったということだ。
「うぅーん……あ、やっと取れた」
「おぉ！！凄いやん！！Aはゲーセンよく来るん？」
「……ん？これで三回目よ。前に君にあった日が初めてだったの」
そう言うと彼の表情が一気に曇った。
あのことを引け目に感じているのだろうか。
あれに関しては噂もあるけれど、大本はいじめをした私が悪いのだ。
「別に貴方が気に病むことではないわ。
だから、えっと……元気出して、シャオロン」
そう言って次のクレーンを探し始めた。
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柚子。(プロフ) - うぃるそんさん» ありがとうございます！！！！頑張ります！！ (4月27日 22時) (
レス) id: e4888bfbe3 (このIDを非表示/違反報告)
うぃるそん - あー！！本当に大好きすぎます！これからも頑張ってください！！ (4月22日 23時) (レス) id: 4b19bdf32e (このIDを非表示/違反報告)
柚子。(プロフ) - ーーーさん» えへへ、ありがとうございます！！ (3月7日 20時) (レス) id: e5709cfba7 (このIDを非表示/違反報告)
ーーー - 好き······ (3月7日 18時) (レス) @page47 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
むぎちゃ - 大好きです！（突然の告白）頑張ってください！ (10月12日 16時) (レス) id: bf3237f3d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚子。 | 作成日時：2022年10月8日 9時
